『FUCK』

渋谷の初めていく映画館で見てきました。

映画館の構造がよく分からず、2スクリーンで、おまけに、夜の回のチケットを昼のうちによって購入したため、受付で、「あのぉ。FUCKはこちらでやっていますか」と尋ねると、「はい。そうです。FUCKは夜の回でよろしいですね」とか聞かれました。真面目に言っているうら若い受付の女性を正視するのがはばかられそうな会話です。

夜開場前に行くと、受付に並んだ人が口々に、「FUCK、一般一枚」とか言ったり、逆に「一枚」とか言う客には、受付の女性が、「FUCKでよろしいですね」とか言うやり取りが執拗に炸裂。アナウンスも、「ロビーでFUCKの開場をお待ちの皆様にご案内です。当館ロビーではFUCK特製グッズの販売を…」とか、「それではFUCK開場しますので、整理券の番号の順番にお呼び致します」などがそれなりの音量で流れて、凄い状況でした。

内容は、きわめて真面目な映画で、「そうそう、留学中に俺も思った。名詞・代名詞・形容詞・副詞・感嘆詞・動詞。こんだけの用法を持ってる単語って、そうないよなぁ」とか頷ける映画です。ただ、ちょっと冗長感があります。もうちょっと短い方が良かったような。DVDは微妙ですが、買わないだろうと思います。