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経営コラム SOLID AS FAITH 第46号
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ご愛読ありがとうございます。第46号をお届けします。
ここ数週間の間に、熱心な読者の方々数人とお話する機会がありました。私
が忘れているような過去の号に対しても、熱意を持って読んでいらっしゃるの
か、細かく記憶されていて驚かされます。ご愛読に心より感謝申し上げます。
また、最近読者登録した方から、弊社(合資会社)MSIグループのホーム
ページ上の登録欄では読者登録ができないとのご指摘も頂きました。調べたと
ころ、タグの貼りつけ忘れで、数ヶ月ほど前から不具合が起きていたことが判
明しました。ご指摘に感謝するとともに、ご迷惑をおかけした方々にお詫び申
し上げます。
段々と創刊50号が近くなってきました。100話への道程の折り返し地点によ
うやく到達です。そろそろ二周年記念号も、今回は簡単なのを準備したいと思
っています。お気に入りの号の募集は、まだまだ行っております。本文後の案
内をご覧の上、どしどしご一報下さい。よろしくお願いします。(特に、私の
知人友人で読んでいる方は、必ずご協力下さい。後日、催促致します。)
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その46:陶酔の営み
私は人を見るのが好きである。色々な所作・言動を見て、その理由や背景を
考える。それを帰納的に処理していくと、社会が軋み蠢く原理・原則が少しだ
け感じられる。インターネット用のノート型パソコンやiモード端末がなくて
も、居ながらにして、社会を捉えられる。喫茶店に陣取り、外を行き交う人を
見て、店内の人々の会話を聞き、読んでいる雑誌の記事のタイトルを見る。飽
きない。
「一体、何が楽しくて生きているの」。煙草は吸わない。酒も飲まない。車も
持っていない。風俗のお世話にもならない。ギャンブルもしない。そんな私に、
このように聞く人がいる。
哲学者の池田晶子氏は、その著書で考えることに病み付きであると言ってい
る。その思考の対象は多分違うだろうが、私も全く同感である。ギャンブルは
要らない。人生そのものがそれに近いから。酒は要らない。自分には酩酊して
いる暇がないから。多分、興奮することは誰にとっても余り数は要らないはず
だ。
経営者にインタビューすると、付き合い以外に酒を飲まない人がかなりいる。
ギャンブルもしない人が多い。土地・家、まさに田畑をさし出して行う経営。
自分のみならず、家族の生活までをも賭して行う経営。
「一日24時間、365日が社長だから。スナックでホステスの股に手を入れてい
ても、頭の中は全部会社のことだから、酔ってなんかいられるわけないだろ」。
酔ってなんかいられないのではない。もっと酔い痴れたい物に、既に酔ってい
るのではないか。
天才はそういない。凡人は興奮する対象を数多く持つほど器用ではない。
「パチンコとかが好きな社員が多いんだ」などと言いながら笑っている経営者
がいる。笑いごとではないと私は危惧することがある。
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☆当コラムはプリントアウトしてお読みいただくと一層楽しめます。
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発行:
「企業から人へのコミュニケーションを考える」
合資会社MSIグループ(代表 市川正人)
下のアドレスにご意見・ご感想を頂ければ幸いです。
msi-group1@mbb.nifty.ne.jp
このメールマガジンは、インターネットの本屋さん『まぐまぐ』を利用して発
行しています。(http://www.mag2.com/ ) マガジンID:0000019921
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<二周年記念ミニ特集号準備中!>
一周年記念号ほどには気合いを入れず、昨年10月からの1年間をちょっとだ
け振り返る二周年記念号を出そうと思っています。そこで、前回同様、是非是
非、みなさまのお気に入りの(昨年秋以降の)号をお知らせ下さい。
まぐまぐのサイトで全バックナンバーが掲示されておりますので、ご参照下さい。
http://backno.mag2.com/reader/Back?id=0000019921
ベスト1でも、ベスト5でも結構です。(号数やタイトルが分からなくても、
エピソードだけお伝え頂ければ十分です。)よろしくご協力下さい。
宛先: msi-group1@mbb.nifty.ne.jp
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次号予告:或る価値の材料(9月25日発行)
企業と顧客との接点に位置する営業担当者や店舗の価値と、その接点が作り
出す価値に関して、近隣の大手書店の閉店を機に作った文章です。