243 急ぐ誘い

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経営コラム SOLID AS FAITH 第243号
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ご愛読ありがとうございます。第243話をお届けします。

 花粉が飛散して悲惨な状況になってまいりました。マスクをして目を細めて
外を歩き、行く先々で目薬を点すと言う煩わしい毎日を送っております。アレ
ルギー反応も或る種の免疫反応である以上、加齢と共に衰えるものと期待して
随分と時が経ちました。症状はころころ変わり、病院ではアレルギーマーチと
言う言葉を習いました。今年は鼻がかなりと目が少々と言う感じです。この季
節だけは、雨がまさに慈雨と感じられます。

 今回の号は、市場価値があるという「手軽で簡単に実践できる経営ノウハウ
のあり方」について考えてみた号です。ソリアズに関心を持って下さった出版
プロデューサーとの会話からきっかけを得て、自社のビジネスモデルを関係す
る方々に理解して戴くことの重要さと難しさに思い至りました。
 
 PR欄には、前号でお伝えして反響が多かった弊社サイトの新作長文ページ
のご紹介を編集の上、再掲しています。遅れ馳せながら、噂に聞く「ブルーオ
ーシャン戦略」に准えてみました。是非ご一読下さい。それでは、本文に対す
るご意見・ご感想をお待ちしております。頂戴したご感想などへのお返事の目
標納期は5営業日!!
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その243:急ぐ誘い

 メルマガの相互広告の依頼メールがまた届く。メルマガへの広告掲示の依頼
も再三届く。自社サイト上で、自社で自信を持って勧められない商品・サービ
スの広告は掲載しないと宣言しても尚届く。ソリアズのテイストをチェックし
ているのかいないのか。実践的で魅力的な商品・サービスの具体的な提示は、
メルマガ読者に対する付加価値を増すなどと、頼みもしないコンサルティング
をしてくれるものまである。

「コンサルタントと自称する人々のメルマガの発行者なら、検討には値する選
択肢でしょうね。ただ、ソリアズだとどうかなぁ。異色ですからね」と、この
話を聞いた長年のソリアズ読者が、苦笑しながら言う。

 メルマガなるものの黎明期。経営コンサルタントのメルマガ数種類をソリア
ズ創刊前に読み比べてみた。○○の際の注意点、△△の十カ条など。開いて読
みたくなるようなタイトルと内容の括り方。専門分野を持つことが必定のコン
サルタントが、直ぐにも頼みたい顧客を見つけるなら、多分、適切なコンセプ
ト設定だろう。専門分野が絞られていれば、マンネリは目前。業種・業態・職
種などによって、読者をかなり選ぶ結果になるだろう。考えた末に10年前の私
は、経営理論を前面に押し出さず、誰でも気付き得る、経営的視点に特化した
メルマガを発行することにした。専門分野がない以上、すぐに効果は出ない。
読み手を絞り込んでいないので、誰にとっても分かりやすくない。
 
 編集プロデューサーと言う肩書きの人物からの連絡を受け、ホテルのラウン
ジで打ち合わせをすることとなった。現れた人物はソリアズのプリントアウト
の束を手にして歩み寄って来た。席に移動すると、挨拶もそこそこに私に告げ
た。
「このメルマガは、面白いですよね。筆者の経営観が読むうちにはっきり分か
るんです。辛口なのもいいです。独特のテイストがありますよね。けれども、
今回良かったら検討して戴きたいと思っているのは、手軽で直ぐ分かり、すぐ
実践できる、優れた組織のあり方なんです。起業を志す人などは増えています
からね」。

 売名も有名も必要ないので、気のない返事をしての帰途、経営は手軽に理解
できるものであったか否か考えた。ソリアズの日常生活の中で誰でも気付き得
る経営視点の意味合いを反芻してみる。

 凡事徹底と唱える経営者を数多く見てきた。経営は人として当たり前のこと
の積み重ねと説明する経営者も多数いる。経営の原理は常に当り前で分かり易
い。日常に溢れかえり、見ないようにするほうが難しい。それでも書店に経営
書が次々と現れては消えていくのは、人々が買っても読まないのか、読んでも
分からないのか、分かっても実践できないのか。優れた組織づくり。手軽な方
法ですぐ実践可能なら、私の方が誰かの著作を読んでみたい。
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☆当コラムはプリントアウトしてお読みいただくと、より一層楽しめます。☆
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【MSIグループからのPR】

弊社サイトに、長大ページ登場!
コンセプトは…
「もしかして、ブルーオーシャン戦略かも」です。

ご協力戴いていたサイトで掲示していた
「提携IC(独立業務請負人)募集」の広告が、
先方サイトのページの表示不具合の復旧の目処が立たないとのことなので、
内容を修正して、自社サイトに引越しして参りました。

名づけて
「業務系対人コミュニケーション企画請負業」
 事業者育成プログラムのご案内。

今まで、提携ICとして呼び習わしておりましたが、
弊社の事業のあり方を期待して下さっているお客様を紹介する都合上、
弊社の事業ノウハウを集中して学んで戴く必要がありました。
しかし、「提携IC」の言葉には、そのニュアンスがないため、
誤解が生じる場合もございました。

そこで、徒弟型で集中的に、
同業他社が存在しない事業のノウハウを
原則無料で提供するプログラムとして、まとめてみました。

弊社創業から10年経っても消失することのない
多分、所謂「ブルーオーシャン」市場ではないかと思われます。
弊社はミクロレベルの事業サイズですが、市場規模は巨大です。
ご関心のある方は、是非ご高覧賜りたくお願い申し上げます。

http://www.msi-group.org/MSI-Trade-Development.htm

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発行:「企業から人へのコミュニケーションを考える」
 合資会社MSIグループ(代表 市川正人)
下のアドレスにご意見・ご感想を頂ければ幸いです。
 bizcom@msi-group.org
このメールマガジンは、
インターネットの本屋さん『まぐまぐ』を利用して
 発行しています。
 (http://www.mag2.com/ ) 
毎月10日・25日発行 盆暮れ年始、一切休まず足掛け11年。

マガジンID:0000019921 (ナント、たった5ケタ)
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 http://archive.mag2.com/0000019921/index.html
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 ソリアズのバックナンバーも各号の全文が読める弊社ブログ。
 http://tales.msi-group.org/?cat=2
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です。当メルマガは毎月10日・25日に休まず発行しております。届かない場合
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用ページにて再登録をして下さい。
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次号予告:
 第244話 『狭い網』 (3月25日発行) 
 或る本を読んだのをきっかけに、中小零細企業のネット構築についての反省
点を、実際にクライアント企業三社の実態を考え合わせながらまとめてみまし
た。ご期待下さい。

(完)