ちょっと前の平日昼間に歌舞伎町で見てきました。
ツンデレ風の女の子。ジャンプのラブコメに出てきそうな優柔不断気な男の子。戦うヒロイン。テキサス・チェーンソー・マサカー張りの謎の悪役。日常の風景の延長にある非日常。無目的さが漂う学生生活。駆け抜けて死んでしまった、かっこいい奴。よくぞここまで、分かりやすい素材と言うか記号と言うかを盛り込んでくれました。ここまでやらないと、分かりやすさが足りないのだろうか。今の映画。記号論を復習したくなって、帰りに本屋で新書を一冊買いました。
がらんとした映画館で、自分以外に見ていたのは、メガネを掛けた内向的な雰囲気の20代前半風の似たイメージの女性3人と、席からややあまりそうなふくよかさの20代後半から30代前半の男性3人。これまた、みんな同じ雰囲気。着ている物まで同様。
主人公を演じる男子が共通の『虹の女神』同様、今一つ好きになれませんでした。DVDは買わないと思います。