札幌の映画館で小学生の娘と一緒に見てきました。本当のタイトルはやたら長くて、『プリキュアオールスターズDX みんなともだちっ☆奇跡の全員大集合!』と言うものです。
名前が示す通り、この四月から放映が始まるプリキュアシリーズの新作の登場人物も含めて、合計14人ものプリキュアが総動員で、今まで(プラスこの四月から)の悪者が総掛かりでまとまった、その名もまんまの「フュージョン」という敵と戦うものです。そのころ幼稚園児だった娘に付き合って、テレビで『ふたりはプリキュア マックスハート』を、かなり熱心に見ていた関係で、それなりに楽しみにして、見に行くこととなりました。
長いタイトルの割に、上映時間はたったの70分で、これで通常の映画の値段というところが、少々頭の痛いところです。おまけに、やたら時間のかかる変身シーンを、14人分きちんとやってくれるのと、決め技は、例えば、「エキストリーム・ルミナリオ」のように大抵長い名前で、名前を言いながらポーズを取って放つまでにこれまた時間がかかります。そんなこんなを連ねている間だけで、上映時間の三分の一ぐらいいっているのではないかと思われます。
しかしながら、過去の仮面ライダーのシリーズなどでも、「歴代ライダーが揃って…」などと聞くと、やはり、ワクワクして見に行く感覚が思い出され、それなりに楽しめました。さらに、お互いのストーリーの舞台となっている町やら店にお互いに偶然訪ね合うところから始まるなど、心憎い設定もあります。
娘に以前、番組を録画してさらに編集し、変身シーンや決め技シーンの特集DVDを作ってやったりしていましたが、この映画一本があれば、歴代プリキュアの分が全部事足りそうです。さらに、各々の話の舞台や登場人物(変身前の主人公達)のキャラクター設定もそれなりに分かるようにできていて、一枚でプリキュア辞典の観があります。4月からの番宣は勿論、夏休み映画まで本編終わりに既に予告されていましたが、それでも、DVDがでたら買ってしまうでしょう。