『ヘイジャパ!』

結構前の話ですが、渋谷の映画館に、多分、上映最終週に見に行ってきました。

さらに、それ以前に、(多分『観察』を見たときだと思いますが、)予告を見て、「リアルな日本を描いた映画」と言うふれこみだったので、何か仕事にも活かせるヒントがあるかと思って、仕事の終わった後、ギリギリに駆け込んで見てきました。

登場人物は多数いて、シチュエーションが各々に展開して行くのですが、結局、殆どの登場人物がどこかの場面で交錯するような、手の込んだストーリー展開ではあります。見ようによっては『ショートカット』とかの類と考えられなくもなく、各々の場面は、「リアルな日本でしょ」、またはせめて「ありえる日本の日常でしょ」と言われれば、一応その通りとは思います。

ただ、このしっちゃかめっちゃか感は、全然楽しめませんでした。立ち読みしたパンフには、デーモン小暮が、「猥雑で美に溢れている」とか書いてました。猥雑なのは同感ですが、どこに「美」があるのか、全く私には分かりません。

●血まみれマジ顔の女子高生を演じる神田沙也加は、アップでポスターに耐えるぐらいで、一応一見の価値。
●「就活女優」として有名なハラカナは、コケティッシュで結構好感持てました。
●あとは、かなり衝撃的でスタイリッシュな『お姉チャンバラ』の予告を見ることができたこと。
これぐらいが私にとっての収穫だったので、DVDは買いません。