『お姉チャンバラ THE MOVIE 』

新宿の伊勢丹近くの映画館で夜遅くに見てきました。男性が30人ぐらいに対して、女性は2名。そのうち一人は単独で、もう一人はカップル客の片方でした。恐ろしく性別構成比の偏りの大きい観客層でした。

美女!×水着!×日本刀!×ゾンビ!
と予告でも言われたまんまの内容で、逆にそれ以外に、何らの意外性も何もなく、どうだと言わんばかりに、ガンガンにその4要素が前面に押し出されてくる、ある意味、小気味のいい映画です。

フレームの外から、突如バーンと出てきて、ワァっとなるような、ホラー系映画にありがちの展開も殆どなく、ゾンビも大抵普通に現れます。水着のオネェチャンも、その他の出演者も、セリフは棒読みがちです。大体、何で主人公は水着にマントと言ういでたちなのかもよく分かりません。それに、ゾンビがかなりの数徘徊している状態の社会なのに、工業製品としてなぜ水着なんぞが入手できるのかもよく分かりません。本当に、この4要素に見るべきものを絞った結果と受け止めました。

娘が好きだったボウケンジャーのボウケンイエローが、いきなり悪役で、口からドロドロ血を吐いたりします。しかし、先述の小気味よさゆえに、DVDは買ってしまうかもしれません。